※アルセウス次元のノボリさんのお話です。
にわかポケモンファンが書いているため、捏造多めです。
主人公は○○で表示しています。
好きなお名前で読んであげてください。
ちょっとクダノボ気味。
なんでも許せるよという方のみお読みください。
ふむ、こんなものでしょうか。
日が落ちてすでに数刻ほど。
ワタクシは天冠に食料を持って戻ってきました。
皆様は大丈夫でしょうか。
そしクダリ様のことも気になるのです。
今さらですが、ワタクシを騙している可能性考えられます。
もっと危機感を持つべきでした。
「はいはい、よしよーし」
クダリ様が○○様を抱っこしてあやしていました。
焚火の周りでカイ様とセキ様が眠っておられます。
「戻りました」
あまりの平和な光景に私は驚いてしまいました。
特にセキ様とカイ様は普段から口喧嘩が絶えないというのに。
「あ、ノボリお帰り。とりあえず子供たちに木の実を食べさせたよ」
「あ、ありがとうございます」
クダリ様は悪者ではなかったようです。
「わ、ノボリ。いっぱい食料を採って来てくれたんだね。ありがとう」
クダリ様がワタクシの背負った籠を見て労わってくださいました。
ワタクシ、クダリ様のことがどんどん好きになってきています。彼のような弟がいるなんて、自慢です。
「とりあえずこの材料ならスープが出来そうだね」
「はい。ワタクシにやらせてくださまし」
「じゃ、僕は○○を見ておくね。やっぱり赤ちゃんにここはきついでしょ」
「この山を下りたところにコトブキ村という小さな村があります。
明朝そこを目指すというのは」
「うん、そうしよう。ここ、野生のポケモンいるしね」
調理をしている間、クダリ様といろいろなお話をしました。
どうやらここよりはるかに科学が発展している世界のようです。
クダリ様から聞いた所、ワタクシはサブウェイマスターという役職に就いていたのだとか。
ワタクシにも帰る場所があったのだとわかり、嬉しくなりました。
「わ、美味い」
「よかったです」
ワタクシ達二人で出来上がったばかりのスープを食べました。
近くに洞穴もあります。
今日はそこで夜を過ごすことにしましょう。
今日はくたびれました。
「ね、ノボリ」
ぐっとクダリ様に腕を掴まれて引き寄せられました。
ど、どうしたのでしょうか。そのままクダリ様に抱きしめられてしまいます。
「やっぱりノボリが好き」
私は顔が熱くなりました。なんなのでしょう、この感情は。
「ね、ノボリ。おやすみ」
「おやすみなさいませ」
私の胸の鼓動がしばらくうるさかったのです。
つづく
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